X線(レントゲン)探査

X線撮影により、コンクリート躯体内の鉄筋の位置、電線管、CD管、その他ケーブルの有無と位置の特定が非破壊で可能となります。
壁床コア抜き、はつり工事前に実施することで、その後の作業が安心して行えます。

X線探査方法

① 事前準備

調査前までに以下の項目をご確認ください。
  1. 調査位置の決定(墨出し)、コンクリートの厚みが約300㎜未満。
    探査予定箇所の壁・床を挟んだ両側で作業ができるスペース(1m程)があること。
    (床の場合は、コンクリート躯体・デッキプレートのどちらであるか)
  2. 100V 15A程度の電源が確保できること(漏電ブレーカーは持参いたします)
    電源がない場合は発電機を持参いたします。
  3. 撮影したフィルムは車で現像を行うため、現場近くに駐車場があること。
    (駐車スペースがない場合は近隣のパーキングエリアを使用いたします)
  4. 2階以上の外壁等の高所で作業する場合、事前に足場または高所作業車が必要となります。

② X線探査の準備

調査位置の反対側(フィルム側)の特定を行います。
コンクリート躯体の場合は専用の機械を使って位置の特定が可能です。
デッキプレートの場合はX線を使って位置の特定が可能です。
PX、X-BACK
PX受信側

③ X線撮影の実施

  1. 探査位置に指標リングを設置し、X線発生器を適切な位置に設置します。
  2. 裏面にフィルムを装着し撮影を行います。
※第三者被ばくを避けるため、照射前に半径5m以内は立ち入り禁止(管理区域)となります。
(近くで作業されている場合は声掛け後、退避をお願いしています)
X線装置
フィルム側

④ フィルムの現像・探査結果の報告

撮影後のフィルムは車で現像し、鉄筋等埋設物の位置を報告させていただきます。
(〇㎜動かせば鉄筋は避けられます等、ご説明します)
また、フィルムの内容がわかりにくい場合もございますので現地に罫書きを入れることも可能です。
X線フィルム
X線フィルム
罫書き

千景非破壊検査株式会社

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